めんばーず・くらぶ】(平成8年

創団当初、団員の紹介コーナーを開設しており、当時、当団総務でブランクの長かった、杉山さん(現:事務局長)の「リハビリ」の様子を連載していました。 

当団・総務の杉山幸江ちゃんの吹奏楽リハビリ日記です。


 2月18日 日曜日 曇り時々雪

Virtual Wind Symphony 

         第 1 回 練 習

              江戸川区グリーンパレスホールにて



 まだ雪の残る中,第1回の練習が行われた。久し振りに楽器をもつ。12月30日に楽器を買いに行ったとき以来だからじつに1か月半ぶりだ。

リハビリ日記を書けと半分脅されて書いているわけだが,こんなに楽器を吹いていないのではリハビリという言葉は当てはまらないように思う。

正直に思っていることを言ってしまおう。“リハビリ,リハビリ”と言うけれど,いったい何をしたらいいのだろうか。中2の頃,指をケガして神経を切ったときにリハビリをしたことがあるけれど,今回のリハビリって何をしたらいいの? “リハビリ=練習”だということはなんとなくわかる。しょっちゅう「頑張って練習して。」ということを言われているし。でも練習だってそんなに簡単にできるわけではない。昼間は仕事だし,夜に練習なんてしたら近所迷惑で怒鳴られてしまう。他の人

達はどのようにして練習しているのだろう。このまえ、夜にマウスピースをならしたら怒られてしまった。Hornのマウスピースなんてそんなに大きな音はでないのに。あぁ、お先真っ暗。最近、Hornのサイレントブラスが発売されたけれど、金銭的にだって余裕がない。だれか~、こんな

私にアドバイスを!!

 それにしてもマイッタ。まともに楽器を吹くのは7年ぶりくらいだけど、頭にかなり強い衝撃を受けたような気分だった。「わたしって、こんなに

下手だったの?」と思うくらい下手!思った通りの音がでない。例えば、Fの音をだそうと思ってだしてみる。だけど1回ででることは少ない。Aの音やCの音がでたりする。かなり重症だわ。さらに楽譜が読めない。

音階がすんなりと読めなくなってしまった。また、リズムもとれない。

どうしよう・・・。こんなことばかり言っていたら、「マイナス志向で考えすぎだ!!」と怒られてしまった。でも、私ってこういう人間なのよね。どんなに落ち込んでも、ただでは起きない人間というか・・・。

何かものにしないと意味がない。ちゃんとわかっていますのでご心配なく。ちくしょう!見てろ!・・・と最後はわけがわからなくなってしまったが、これからが私のリハビリ本番。いろいろと愚痴ばかりこぼしているようだけれど、皆さんのアドバイスを頂けるようなら幸いです。


11月9日

 我が楽団も少しずつ軌道に乗って、ようやく十数回の練習日程をこなした。はじめは手探り状態の中、中身のある活動だったかという事に関しては何も言えない状態だったが、何回も何回も話し合いをしてようやく練習の方向性も見えてきた。

 私のリハビリも着々と進み…。と言いたいところだが、リハビリについては残念ながら足踏み状態、いや、後ろ歩き状態である。病気でまた楽器が吹けなくなってしまったのである。 楽器が吹きたい!! きっと、どこかに私の邪魔をする小悪魔がいるのだろう。私に楽器を吹かせて! なんていらだってもしょうがない。と言う事で演奏活動を少しお休みすることにした。

 話はかわって、今年の夏に結婚をしました。新婚旅行はぬあんと!関西です。8月25日から3日間行ってきました。さて、どこを見て回ったでしょう。

 ・関空

 ・神戸北野異人館

 ・吹奏楽コンクール関西大会

 ・祇園

                    答え・・・

ほとんど旦那が決めたスケジュールですが、これからしばらくの間、リハビリは演奏会巡りとなりそうです。

杉山 幸江(すぎやま さちえ)

1974年東京都江戸川区生まれ。小学校6年のときに器楽クラブに所属したのがきっかけとな

り、中学校で吹奏楽部に入部、Hornを始めるが高校に入学すると同時に病気を理由に吹奏楽か

ら遠ざかる。しかし、完全にはやめることができず、現在復活めざしてリハビリ中。

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