ごあいさつ
ごあいさつ
ダイバーシティ(多様性)を重んじ、生涯いきいきと楽器に親しめるサスティナブル(持続可能)な吹奏楽活動を!
Virtual Wind Symphonyのホームページへようこそ。
当団の歴史は、1995(平成7)年に「スクールバンドを卒業して、楽器を離れてしまったけれど、ブランクがあっても気軽に楽器を再び手に取り、自分のペースで参加できるバンド」という趣旨に賛同して集まった発起人で「VirtualWindSymphony」を結成したことに始まります。
当時は、まだインターネットの黎明期で、世の中が令和となった現在のように気軽に情報交換できるSNSなど全く想像もつかなかったWebも始まったばかりの時代・・・ホームページも全てタグ打ちで作成して、光回線どころか2400bpsのモデムでアップロードするなど、現在では考えられないような時代でした。
そんな時代の中にあって、メーリングリストやホームページを使ったインターネットでの情報交換と情報発信という「オンラインでの活動」と、みんなが集まって合奏練習するという「オフラインでの活動」を同時に行うスタイルは、当時は前例がなく、一つ一つが試行錯誤の連続でした。
その内容も当時としては斬新なもので、「ブランクの長い人が気軽に演奏できる場」、そして「インターネットを利用した情報交換」という活動の二本柱を当初より掲げてのスタートとなりました。
その後、インターネット環境は飛躍的に進化し、今でこそ、インターネットを利用した広報活動、そして、最近コミュニケーションツールとして欠かせないSNSの活用は、当たり前になっていますが、当時は、インターネットの黎明期。試行錯誤を繰り返しながらの楽団運営でした。
「いつでも、いつまでも、自分に無理なく楽器を続けていける」当団の演奏の場は、まさに「生涯学習」の理念そのもので、持続可能な活動であると自負いたしております。
そして、東京都一般吹奏楽連盟に加盟し、様々な事業に参加させていただくとともに、吹奏楽連盟の各事業や普門館で開催されていた東京都吹奏楽コンクールや全日本吹奏楽コンクール中学校の部・高等学校の部等に補助員として事業運営を経験させていただくなど貴重な機会を得て、連盟の諸先輩方から様々なことを学び、そして、多くの一般バンドの方々と交流する機会にも恵まれ、当団も、創団から25年以上を迎えることができ、創団当初20代だった主力メンバーも歳を重ねて40代を超えました。
時を経るに連れ、当初学生だったメンバーも就職や結婚や出産、子育てや介護、仕事のシフトが不定期・・・など、様々な事情により、創団当初のような活動が難しくなってきました。
その一方、吹奏楽経験者の人口は25年前より目に見えて増加していることを肌で感じながら、音楽の楽しさを経験しながらも学校の部活動を卒業して楽器から離れてしまう方も多いと実感しております。
めまぐるしく時代が変化していく中、25年あまりの経験を経て、未曾有のコロナ禍の中で、もう一度原点に立ち返り、吹奏楽コンクールやコンテストを目標とするのではなく、その他の様々な事業が充実している東京都一般吹奏楽連盟に加盟させて頂いている利点を活かしつつ、「どこか楽団に入りたいけれど、無理なく楽器を続けられるバンド」「学生時代、吹奏楽経験があり、楽器を持っているけれど今はもう吹いていない、でも、もう一度吹いてみたいという方々が再び楽器を手に取れるバンド」として活動してきた矜持を持って、東京都も基本計画の中で高らかに掲げている「ダイバーシティー(多様性)」を重視し、次の世代にバトンを繋げていけるような「サスティナブル(持続可能)な活動」を目指してまいります。
最後に、当団の創団時から現在まで、いくつもの困難な時期を迎える中にあっても、いつも変わらず私達の活動を温かく見守り、支えて下さっている東京都一般吹奏楽連盟並びに東京都吹奏楽連盟と加盟団体はじめ関係者の皆様方に心よりお礼申し上げます。
令和3年9月
Virtual Wind Symphony団員一同
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